北九州国際協力協会(KITA)主催 JICA 関連研修について 2017.08.04
見学の様子
1、水環境行政コース JICA東京での講義
 平成29年8月4日にJICA東京にて「水環境行政コース」で、土壌浄化法についての説明が行われました。コースリーダーは北九州国際協力協会(KITA)の貴戸東氏で、毎回土壌浄化法の説明を要望して下さっています。今年で3回となりました。システム開発者である木村弘子理事が講師として説明を行いました。
 今回の研修ではアフガニスタン、エチオピア、ソマリア、スリランカ、カンボジア、ウガンダからの7名の参加者でした。その中で女性の参加は3名です。
  講義の内容は「自然の力を利用した小規模下水処理技術・土壌浄化法」の小冊子を利用して行っています。毎回同じ話では説明する方も変化が必要になりますので、小冊子は同じものを使用してもところどころ変化を付けてお話をされました。
 土壌浄化法が土壌で被覆する事によって簡単に二次公害が防止できるという技術の特徴は、海外研修生の一番の関心事になっています。水面を見る事無く、維持管理ができるという内容も、「本当に公園のようになって維持管理が容易とは驚き」という言葉が多く聞かれました。
 海外の方々からの関心事が拡大して、ブータンのようなモデル施設の設置やODAの事業として、いろいろな国から「土壌浄化法による下水処理場を建設して欲しい」とう案件として要望される時代がくれば良いと思っています。

2、京都府南丹市の土壌浄化法の施設を見学
 8月9日には、京都府南丹市の土壌浄化法の施設の見学が行われました。南丹市には日本下水道事業団が設置されたオキシデーションデッチの施設がありますので、それと合わせて見学が行われています。
 視察では、南丹市の担当の方だけでなく維持管理をしている方々に、ご案内をしていただいています。お忙しい中本当にありがとうございました。